筆記(学科)を突破したら次は実技(技能)です。
すぐ取り掛かってもいいですし。すぐ取り掛からなくてもいいです←やめとけ
なんせ筆記が終わってからそれなりに、少なくとも一か月半くらいは時間があります。
僕の場合は工具や部材はそこから買っても間に合ったのですが、
心配性な方は早めに買っておいてもいいかもしれないですね。
ここでは裏ワザも伝授します。
電気工事士 2種「試験概要」について知りたい方は以下からどうぞ。
電気工事士 2種|合格発表・合格率・申し込み方法【試験情報全まとめ】
電気工事士 2種「筆記」(学科)の勉勉強方法やテキストなどは以下からどうぞ。
【最短合格者】電気工事士 2種の勉強方法 | 過去問やテキスト(問題集・参考書)勉強時間など紹介

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電気工事士2種 実技の問題
出題形式
あらかじめ電気技術者試験センターから公表されているNo.1 ~ No.13の候補問題の中から、1問出題されます。
そう、実技は最初から出る問題がわかったうえでやるんですね。
問題数
No.1 ~ No.13の候補問題の中から1問出題ですが、候補問題をすべて把握しておく必要はあります。
ヤマかけるのはお勧めしませんが、当たればでかいとは思います。
僕も過去の傾向からこれが出るんじゃないかとか推測していました。
一応全部何回かやりましたけどね。
候補問題
電気技術者試験センターのHPで確認してみてください。
正直簡単な問題と難しい問題というのに分かれています。
所謂当たりと外れですね。難しい問題に当たったときは理不尽ですが耐えましょう。
試験時間
実技 | |
---|---|
試験時間 | 40分 |
退出可能時間 | なし |
自分が早く作り終わっても退出はできません。
残りの時間は、人のを何となく眺めてなんか自分とえらいカタチが違うなと不安になるための時間です。
欠陥
上記のリンクを見ていただきたいのですが、
作品の欠陥の有無の判定結果に基づき、欠陥のない作品が合格です。
欠陥は一つも許されないので結構シビアです。
が、試験の性質上、受験者一人一人の作品の確認にそこまで時間をかけるわけにもいかないらしいので、
ちょっと被覆切れたとかなら見逃される(気づかない)こともあるみたいですね。
再試験
電気工事士2種の筆記試験に合格した人は実技試験が落ちて再チャレンジする際に際に次々回まで筆記試験が免除されます。
例えば上期で受けて、筆記のみ合格して実技で落ちてしまった人は、次の下期とその次の上期まで免除は有効です。
更に次(次々回の次)の下期は、次の下期とその次の上期を受けなかったとしても免除は有効にはなりません。
つまり2回(分)免除でどのタイミングで受けてもいいわけではなく、次と次の2回免除ということですね。
申請の際に必要になるのは受かった時の筆記試験の受験番号になります。
実技のみの受験料になるかどうか
これは残念ながらなりません。
学科試験に合格しているか免除されている場合に実技試験のみを受験する際も、全員一緒の受験料が必要です。
どうでもいい話ですが、再受験の際に筆記を受けたかったら理論的には受けられますが(普通の試験申し込みをもう一度する)、
合格点に達しなければちゃんと不合格になるので、無駄なリスクは負わないようにしましょう。
電気工事士2種 実技に過去問はあるか?
電気工事士 2種 実技に過去問はあります。
試験自体が問題用紙の持ち帰りも可能ですので、電気技術者試験センターでも公表していますし、
各出版社からも解説付きで過去問集を販売しております。
ただし、実技の過去問と言っても電気技術者試験センターの公表しているものは詳細に書かれているわけではないので
次でその中でもお勧めするテキストを紹介しております。
電気工事士2種 実技のおすすめテキスト
これはYouTubeと、複線図の丸暗記だけでいけます。
一種は丸暗記では対応できなかったです。(運が良ければいけることもあるが博打になる)
結局一種合格しても、やらなきゃ忘れちゃうんで。
僕みたいに会社として一応取っとけくらいで、特に電気工事を生業としていない人は、いざ使う場面に出くわしてもわからなければググればいいんです。
仕事でやる時はそれで行けてます。
エクセル使うときとかと一緒の感じですね。関数も使うときだけ調べるみたいな。
一種を狙う人は結局覚えた方がいいんじゃないか。と思うでしょうが、めんどくさい人はその時に覚えたらいいと思います。
それで対応できましたので。
さて、
日本エネルギー管理センター事務局さんの動画は二種でも一種でもお世話になりました。

実技ではテキストは購入してません。(1種では購入しました)
それと、購入した部材や器具セットにハンドブックが入っており、それらコンパクトにまとめられているので丁度良かったです。
もし実技をちゃんと理解したいから、テキストを購入したいという方は
第二種電気工事士実技試験 公表問題の合格解答
がおすすめです。
1種では予想問題の精度が高かったので、第二種でもこちらをおすすめします。
複線図
ということで複線図を理解したいという人にはあまり参考にならないかもしれませんが、
丸暗記で試験は突破できます。
ただ、どちらが楽かと言われたら本人によるって感じなので、
覚えてしまった方が楽だと感じるならばそれに越したことはないので覚えてしまいましょう。
電気工事士2種 実技で使用した工具

電工ナイフは使わないんじゃないかと思っていたのですが、
電気工事士1種の時には活躍してくれました。
あと、このハンドブックは何気に良いです。
小さくコンパクトに情報が入っているので、コピーしたものに暗記ポイントとか書き込んだりして
いつでもイメージトレーニングしながらチラ見できるように持ち歩いていました。
工具はここにあるもので十分でした。
持ち物
持ち込み可能なものはいかのものになっています。
実技試験では、電動工具以外の全ての工具を使用することができます。
なのでラチェットドライバーとか持ち込みたい人は大丈夫です。
受験票(必須)
筆記用具
・HBの鉛筆又はHBの芯を用いたシャープペンシル、鉛筆削り
・プラスチック消しゴム
・定規
・色鉛筆、色ボールペン、蛍光ペン、マジック
その他
・写真付き身分証明書
・時計(電卓機能、スマートウォッチ等の通信機能を持つもの、アラームなど音が出るものは
使用できません)
・ストップウォッチ(音が出ないもの)
・眼鏡、ルーペ
作業用工具[実技試験のみ]
2種の時はDK-28のセット以外で持ち込んだ物は少なかったです。下記のものくらいになります。
腰袋
腰袋はあってもいいんじゃないかと思います。
もしかして100均で売ってるかもしれないですね。
適当に布を縫って腰から下げる袋を使ってもいいかもしれないです。
試験一回分(40分ぶん)の耐久性は必要です(笑)
というのも試験本番の机の上がめちゃくちゃ狭いので、もう使わなくなった工具はどこかに置いときたいんですが、
腰袋があれば、そこにすっと入れればいいだけなので、どこに置くかをいちいち考えなくてもいいですから。
最悪また必要になったときに取り出せますしね。
僕はこのためには買ってないですが、これと同じのをホームセンターで買ったのがありました。
定規
100均でスチール定規も買いました。
当時は40cmのが売ってましたが、物価高の影響か30cmのが多いですね。
別にスチールじゃなくてもいいと思いますが、細目でスタイリッシュだったのでそれにしました。
僕は貼ってはがせるタイプの両面テープを持っていたので、それを定規の端に貼って
定規を机の一番手前に貼っていましたね(流石にそれくらいのスペースはありました)
2種の時は更に真ん中に合計3点貼ってたんですが、落ちないようにしっかり貼ったので、
試験終了後しっかり貼りついてしまって簡単にはがせなくて焦りました(笑)
反省を活かして、1種の時に2点にしたら十分でした。
マスキングテープやセロハンテープなどをくるっと巻いて両面にして貼っても十分だと思います。
使い勝手は最高でした。
正味、ケーブル線の長さはアバウトでも特に問題ないので、必要にして十分でした。
電気工事士2種 実技で使用した実技キット
ホーザンから出ている
第二種電気工事士実技試験 練習用部材 DK-51 1回用
というのを購入しました。
このセットがいいのは安全クリップが5個ついてくることですね。
なくさない限りは5個あれば十分でした。あとで裏ワザも紹介します。
安全クリップはあったほうがいいですね。
噂では安全クリップの使用は禁止されている会場があったとありましたが、
全く問題ないです。
試験管の方のせいなのかデマなのか、揺さぶりをかけないでほしいですね。
もし注意してくる試験官がいたら
「黙っときんさい」
でOKです。
モズライトシリーズ
2種は複線図の丸暗記で行けるので、大丈夫だとは思うのですが、
もし誰かに質問したかったり、実技の面で不安があるなら、一種で利用させていただいた、
モズライトシリーズがとてもよかったです。
2種でもあります。
このシリーズの何がいいかといいますと、わからないところをLINEで写真を送ったり質問ができる点ですね。
レスポンスも結構早いです。
1種の実技でも終盤まで独学でやって、終盤で不安に思うことがたくさん出てきて利用させていただいたのですが、
疑問に思っていたことが晴れたので、とても有用だったように思います。
周りに教えてもらえる環境がなかったため、これは非常に心強かったです。
工具での不安とか、こんなことまで教えてくれるんだーって不思議な感覚でした。
AIじゃなく人がわざわざ自分のために相手してれているんだなーと、
コミュ障の僕は対面じゃなく、なおかつコミュニケーション取れている感覚がうれしかったですね(笑)
問い合わせでも電話よりメール派なので。
こちらを買ってもハンドブックは工具の方についてくるので、特に問題はないです。
合格クリップはなくなりますが、個別で買ってもそんなに高いものでもないですね。
講習はいらない
それでも不安だから講習を検討してる方。
上記のモズライトシリーズさえあれば講習なんて必要ないと思いますよ。
LINEで写真送っても聞けますから、かなり丁寧に答えてくださいます。
日本エネルギー管理センター事務局さんの動画にモズライトシリーズで盤石だと思います。
わたしもやる前は未知すぎて不安だったのですが、丸暗記でも行けますし、独学で行けますよ。
簡単な
問題
何をもって簡単とするかは個人差はあると思いますが、
個人的にダントツで簡単だったのは候補問題No.10でしたね。
裏ワザ
安全クリップも、2本など本数が少ないと輪っかが大きすぎて、
線同士がまとまらない時があります。
そんな時は、100均のミニのダブルクリップが非常に役に立ちました。
結束バンドやマスキングテープなどを使用してもいいと聞いたので、
僕も練習でそれらを試したんですが、どうにも使い勝手が悪いので(やってみたらすぐわかると思います。)
色々探した結果、これに落ち着きました。
これのいいところは線が2本だと安全クリップをつかっても輪がブカブカになるんですが、
線が2本でも止められることです。
多分持って行ってたのは僕だけでしたが、僕は使っても何も言われなかったので、問題なかったです。
電気工事士 2種 実技の勉強方法
1種を見越してこの2種を受けるとしても、2種の合格であれば別に複線図のルールも覚えなくて大丈夫です。
ルールを覚えるのは1種からでも大丈夫なので、
これはこういうもんなんだなと、記号的に覚えましょう。
もちろん複線図を勉強しても大丈夫です。←当たり前やろ
本番でも時間のロスなので複線図を書くことはしませんでした。(1種は複線図はほぼ絶対に必要です)
僕は候補問題13題をきちんと2周して、弱いところが浮き彫りになってきました。(覚えられなかったらメモかなんかするといいと思います)
あとは自信がない候補問題や、弱い箇所を重点的に練習しましたね。
また1周して、それでも自信がない候補問題や、弱い箇所を重点的に練習しましたね。
それが冒頭の+αですが、なんだかんだ結構やったとは思います。
電気工事士 2種 実技の勉強時間
いろんなところを見た結果、大体以下の感じです。
電気工事士 2種 実技の勉強時間の目安
- 約40時間(4周分くらいでしょうか)
- 50時間(4周)
- 3周はやった方がいい
- 1回やれば大丈夫
- 三周
- TACで1周、その他で1周の合計2周
- 6周
- 1周で良い
- 5周目(まだ不安)
- 2周+α
人それぞれですね。
一回やればいいという人もいれば、何回やっても不安な人もいます。
僕は電気工事士 2種(実技)は2週間前くらいに取り掛かりました。
時間というより、周回を意識して、
3周はできたら理想ですね。
僕は3周+αくらいです。
実際の試験について
席ガチャが存在する
電気工事士の実技試験には席ガチャというものが存在します。
要は席によって、作業のやりやすさとやりにくさが決まってくるシステムです(笑)
試験会場によるのかもしれないですが,少なくとも僕の試験会場ではそうでした。
3人掛けほどの長机があって、両端に2人(端に一人ずつ、真ん中が空く)
その前の席は真ん中に1人(両端が空く)
それが交互に並んでいるといった感じです
イメージできますか?
当然両端が空いている一人の席が圧倒的に有利です(笑)
こんなんしちゃダメですよ。平等にしてくださいよ。
3人掛けといっても、工具置いてたら左の人とは余裕で競るほど広くはありません。
ハズレは右利きの人の場合は右端の席
左利きの人の場合は左端の席って感じですかね。
当然僕はマーフィーの法則の使い手ですので、1種も2種も実技試験の席は右端でした(もち右利き)
そして作品を乗せる厚紙があるのですが、無茶苦茶小さいです。
ほんで、シーソーですか?ってくらい反ってます。
反りは直しましょう。それでも反ります。
まだ机が広ければいいのですが,兵庫の机はほぼ奥行きがなく、
厚紙より奥行きがほんの少しあるくらいで、工具はおろか、何かを置くスペースも無く、机も無茶苦茶狭かったです。
これらも会場差はあるかもしれませんが、
以上のことに気を付けて試験に臨みましょう。
ごみの処理
一応ごみ用の袋も入っているのですが、
2種の時は何も考えずに、配布された部材が入っていた段ボールにポイポイ捨てていきました。
何はなくともスピード重視だと。
試験が終了した後、(その甲斐あってか、後ろから2番目くらいの方の席でパッと見た感じおそらく最初に終わりました)
「あれ、なんかみんな袋にいれてるな」←当たり前
と思い、試験管も人間ですから、こんな些細なことでムカつかれて落とされることもあったりして。
なんて試験終わるギリギリくらいに、いらん考えが芽生えてきて、泣く泣く焦って袋に詰めなおしました。
小さくなっていたり、バラバラなのでむちゃくちゃめんどくさかったです。
なので、段ボールはごみ箱にしていいんですけど、袋の口を開けて段ボールにおいて、
ある程度のものは袋に入れていきましょう。
この試験だけは別物
ちなみに1種と2種の実技は
数々の試験を受けてきましたが、群を抜いて緊張しました。
2種については序盤に受けたものなので、まだ試験慣れしてないのもあったのかなー。
なんて思っていましたが、
一年後の1種の時にはにある程度の試験慣れもしたつもりでいたんですが、
えげつないほど緊張しましたwwww
ってことは実技だけはやっぱり別物というか、どれだけ慣れても緊張はするんですね。
受ける前は、あれだけやったしなーって思うんですよ。
だけどいざ始まってみると本当に手が震えるような、
途中何回か大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせないといけないような
そんな状況でしたね。
ミスできないのも大きいんでしょうね。
これって個人差あるんでしょうかね??
僕だけなのかなー。
あ、けど2種の時は後ろの人もフーフー言いながら落ち着かせながらやってましたね。
ものすごく緊張はすると思うので、みんなそうなんだと思って臨みましょう。