【最短合格者】ビル管理士 | 合格率は?全試験情報まとめ

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ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)について、試験概要をまとめてみました。

自分ならここが気になるかなという項目を詰め込んだので、こういうのでいいんだよ感はあると思います。

あくまで概要なので、詳しい日程は日本建築衛生管理教育センターのHPで確認してください。

目次

合格率

ビル管理士
平均合格率18.8%

年度受験者数合格者数合格率
2024(R6)7,5931,75923.2
2023(R5)8,2321,80421.9
2022(R4)9,4131,68117.9
2021(R3)9,6511,70717.7
2020(R2)9,9241,93319.5
2019(R1)10,1461,24512.3
2018(H30)11,0962,33921.1
2017(H29)10,2091,38713.6
2016(H28)10,3942,95628.4
2015(H27)9,8271,86118.9
2014(H26)10,0952,33523.1
2013(H25)9,4411,00010.6
2012(H24)10,5993,46732.7
2011(H23)10,2411,36713.3
2010(H22)10,1941,70016.7
2009(H21)9,9181,82718.4
2008(H20)9,3121,66617.9
2007(H19)9,4891,74618.4
2006(H18)8,6328119.4
2005(H17)9,9593,51235.3
2004(H16)9,6259479.8
2003(H15)9,7091,89519.5
2002(H14)9,0311,44516
2001(H13)8,3651,74420.8
2000(H12)7,5591,68022.2
1999(H11)7,6231,67422
1998(H10)7,05399514.1
1997(H9)6,7201,21518.1
1996(H8)6,49879612.2
1995(H7)6,33285913.6
1994(H6)6,4881,14017.6
加重平均279,36852,49318.8
単純平均18.6

※単純平均より加重平均の方が正確だと思ってください。

難易度

平均で18.6%程なので、難易度は高いと言えます。

合格率は簡単な時で35.3%

難しい時で9.4%ですね。

試験運次第では簡単な回に当たる可能性もあります。

簡単な回とはいえ合格率20%程だと想定しておいた方がいいです。

受験資格

ビル管理士は誰でも受けられるわけではありません。

一般的にビルメンなどを経験していないと受験できないと思われがちですか、

ビルメンでなくても受けることはできます。

私がそうでした。

しかし一定の条件は存在します。

受験資格
次の用途に供されている建築物の当該用途部分において環境衛生上の維持管理に関
する実務注1に業注2として2年以上注3従事された方
【建築物の用途】
ア 興行場(映画館、劇場等)、百貨店、集会場(公民館、結婚式場、市民ホール等)、
図書館、博物館、美術館、遊技場(ボーリング場等)
イ 店舗、事務所
ウ 学校(研修所を含む。)
エ 旅館、ホテル
オ その他アからエまでの用途に類する用途
多数の者の使用、利用に供される用途であって、かつ、衛生的環境もアからエ
までの用途におけるそれと類似しているとみられるものをいいます。
・受験資格に該当する用途の例
共同住宅、保養所、寄宿舎、保育所、老人ホーム、病院等
・受験資格に該当しない用途の例
倉庫、駐車場、工場(浄水場、下水処理場、清掃工場、製造工場等)、駅舎、寺院、
教会、自然科学系の研究所、興行場に該当しない体育館やスポーツをするための施
設、その他特殊な環境(通信施設、発電所等)等の用途に供されるもの。

注1 建築物における環境衛生上の維持管理に関する実務とは
1 空気調和設備管理
2 給水、給湯設備管理(貯水槽の維持管理を含む。浄水場の維持管理業務を除く。)
3 排水設備管理(浄化槽の維持管理を含む。下水処理場の維持管理業務を除く。)
4 ボイラ設備管理
5 電気設備管理(電気事業の変電、配電等のみの業務を除く。)
6 清掃及び廃棄物処理
7 ねずみ、昆虫等の防除
※1 1〜5の「設備管理」とは、設備についての運転、保守、環境測定及び評価等を行う
業務をいいます。
※2 アフターサービスとしての巡回点検、修理専業などは、「環境衛生上の維持管理に関する実務」
には該当しません。
※3 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第21条第2項に規定する環境
衛生監視員として勤務した経験は、受験資格に該当する実務に含みます。
注2 業としてとは
受験者本人が建築物の環境衛生上の維持管理に関する業種の会社又はそれらの業務の担当部署等に勤務
し、本来職務として又は主要職務として、上記の実務を直接、反復継続して行うことをいいます。
注3 実務従事証明書に記載の証明日時点で、2年以上であることが必要です。証明日以降の期
間(未来日)を含めることはできません。

わたしは事務所でも店舗で行けたのですが、店舗の方が面積が広く、店舗の清掃をしたり、発生したゴミの処理に週1回以上クリーンセンターに行ったりするので、それで申請しました。

なのでビルメン以外の人は店舗、事務所、清掃くらいが申請しやすいのかなと思いました。

広さはほぼ問われないと思いますが、あまりに狭いと厳しい可能性がありますね。

ただそれを証明するものを出すことはなかったので(出せる準備はしておいたのですが無駄に終わりました)、

正味、会社の証明印が再重要だなと思いましたね。


それは会社名が書かれた角印のようなものではだめです。

なんか字がまともに読めないような丸い大きな印鑑でした。

以下のリンクに例があります。

実務十字証明書のダウンロードリンク

免除

試験の場合は免除とかはないです。

一定規模の施設と実務経験があれば講習を受けるという手もあるらしいですが、施設の条件がビル管試験の受験資格に比べて厳しいです。

またまとまった機関の講習が必要なため、ほとんどの場合あまり現実的ではないと思います。

受験料

申込方法受験料支払い方法
電子申請(2回目以降の受験から可能)17,900円クレジットカード決済
コンビニ決済(+手数料)
書面申請(初回)17,900円払込取扱票(+手数料)

試験申し込み期間

日本建築衛生管理教育センターのHPでご自身の地域をご確認ください。

締め切り日試験日の3ヶ月強前くらい
試験申し込み期間(期限)5月上旬~6月中旬

申し込み方法(願書)

受験資格の実務従事証明書などの提出が必要になるため、書面での申請がメインになると思います。

インターネットによる電子申請ができるのは、

過去に受験申請を行い、実務従事証明書に代えることができる有効期間内の直近の受験票を持っている

です。

ダウンロードで印刷するのが、一番手間がかからなくておススメです。

プリンタ持ってなくてもネットプリントとかありますからね。

郵送希望の人は

  • 返信用封筒(郵便番号、住所、氏名を記載した封筒(角形2号(240×332mm))に180円分の切手を貼付)
  • 受験の手引(願書等)の請求である旨と、日中の連絡先を記載したメモ

が必要になるのでめんどくさいと思います。

配布期間は5月上旬から6月下旬です。

試験日

建築物環境衛生管理技術者 (ビル管理士)
日本建築衛生管理教育センターのHPを確認

上記のリンクから確認してください。

受験地

試験地試験会場試験会場案内
北海道北海道経済センターこちら
宮城県サンフェスタこちら
東京都高千穂大学こちら
明治学院大学 白金キャンパスこちら
専修大学 神田キャンパス2・3号館こちら
愛知県名城大学 ナゴヤドーム前キャンパスこちら
大阪府近畿大学 東大阪キャンパスこちら
福岡県福岡工業大学こちら

日本建築衛生管理教育センターのHPを参照してください。

試験時間

午前午後
試験時間9時30分~12時30分(3時間)13時30分~16時30分(3時間)
試験科目建築物衛生行政概論
建築物の環境衛生
空気環境の調整
建築物の構造概論
給水および排水の管理
清掃
ねずみ、昆虫などの防除

着席時刻(午前)休憩着席時刻(午前)途中退席入室禁止時刻
9時45分間13時15分60分後から試験終了30分前まで原則禁止

注意すべきは会場の開場です。

大阪はおそらく大学ということもあり、8時半くらいまで全く開けてくれず。

閉ざされた門前の狭い歩道に溢れかえったおっさんたち(自分含め)の大群により地獄絵図でした。

大学の試験会場は何回も受けてきましたが、レベチで開場厳しかったです。

普通に迷惑になるので、これは開場の時間は書いておくべきだと思いますね。

それか開けてください

しかもトイレも少なく、ただでさえ時間に余裕がない中で更におっさんたちのトイレ行列が巻き起こり、すさまじいことになっていました。

大はちゃんと終わらせてから来ましょう(笑)

一応着席時刻を遅れても受けれますが、遅刻は一応禁止となっております。

遅刻をしても受けられる例はあるみたいなのですが(ほかの試験の例では大体30分までが目安ですかね)、試験管によっては厳しいところもあるかもしれないので、

きちんと時間は守りましょうね。

問題数

180問もあります。

やりすぎです。

科目

科目問題数
建築物衛生行政概論20問
建築物の環境衛生15問
空気環境の調整25問
建築物の構造概論45問
給水および排水の管理35問
清掃25問
ねずみ、昆虫などの防除15問

出題形式

出題形式
1~5からの五肢択一マークシート方式

合格基準

65%以上、117問正解で合格です。

資格試験は60%が合格点のものが多いので注意が必要です。

足切り点が各科目40%以上必要なので、まんべんなく知識が必要となります。

科目問題数合格基準
建築物衛生行政概論20問8問以上
建築物の環境衛生25問10問以上
空気環境の調整45問18問以上
建築物の構造概論15問6問以上
給水および排水の管理35問14問以上
清掃25問10問以上
ねずみ、昆虫などの防除15問6問以上

受験票

ハガキで9月上旬(中旬に差し掛かるころ)くらいに発送されます。

9日位経っても未着の場合は、直ちに当教育センター国家試験課に連絡しましょう。

★持ち込み

受験票(必須)

鉛筆又はシャープペンシル

プラスチック消しゴム

定規

腕時計は可です。

電卓は可です(関数電卓などは負荷)。

地域差があるかはわかりませんが、大阪会場は水は許可を得ないと飲むことは禁止でした。

ラベルをはがしてもダメです。


試験後の問題用紙持ち出し

持ち帰れます。

回答を書き込んで後日自己採点しましょう。

試験問題・解答の公表

最速の電気書院さんの解答速報が、僕の場合10月6日に試験を受けて10月10日でした。

得点開示請求をしたのですが、自己採点と一緒の点数だったので精度は高いです。

合格発表

建築物環境衛生管理技術者
合格発表日本建築衛生管理教育センターのHPを確認試験実施日から約1カ月~一ヵ月と一週間後

得点開示請求

基本的には自己採点で点数を把握する感じですが、

得点の内訳を請求することができます。

ただし、各科目の正解数のみ書いているので、どこを間違ったかまでは正確にはわかりません。

請求は無料ではなく、500円の郵便為替が必要だったり、送る場所が免状の申請の場所と違って別々に送る必要があったり、地味にめんどくさいんですよね。

個人的にはこういうブログとかやってなかったら請求とかしなかったと思います。

合格してたら細かい点数なんかどうでもいいですからね。

書類のダウンロードはこちらからどうぞ。

免状が届くまで

各都道府県で、はがきに書かれている免状交付締切日までに出すと、

書かれている免状交付日を目安に発送されます。

基本的に発行されたらすぐ発送されるので書かれている日付より早い場合もあります。

経験上は早いことはあっても、遅いことはなかったです。

日付の指定はできません。

複数受験(同時受験)

ビル管理士は関連資格や、一級とか二級とかも特に無くこれ単体の試験なので、

あるとしても他の資格試験と同時期に受けるかどうかですね。

それは当然自由です。

最後に

ここだけ見ておけばいいというくらいにまとめました。

ここまでで、ビル管理士の全体像や準備に必要なものは整理できたと思います。

ビル管理士の勉強方法やテキストなどについては以下のリンクからどうぞ。

【最短合格者】ビル管理士 | 勉強時間は?神テキスト(過去問・参考書)や勉強方法を伝授

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