一級ボイラー技士について、試験概要をまとめてみました。
自分ならここが気になるかなという項目を詰め込んだので、こういうのでいいんだよ感はあると思います。
あくまで概要なので、詳しい日程は安全衛生技術試験協会のHPで確認してください。
一級ボイラー技士の勉強方法やテキストなどについては以下からどうぞ。
【最短合格者】一級ボイラー技士の勉強時間は?神テキスト(過去問・参考書)や勉強方法を伝授
合格率
一級ボイラー技士 | |
---|---|
平均合格率 | 53.1% |
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024(R6) | 21,226 | 11,428 | 53.8 |
2023(R5) | 22,178 | 12,137 | 54.7 |
2022(R4) | 23,978 | 12,227 | 51.0 |
2021(R3) | 24,260 | 12,953 | 53.4 |
2020(R2) | 16,098 | 9,400 | 58.4 |
2019(R1) | 25,192 | 12,803 | 50.8 |
2018(H30) | 25,601 | 14,297 | 55.8 |
2017(H29) | 27,393 | 15,609 | 57.0 |
2016(H28) | 27,211 | 15,919 | 58.5 |
2015(H27) | 28,060 | 16,935 | 60.4 |
2014(H26) | 29,965 | 17,056 | 56.9 |
2013(H25) | 32,634 | 18,927 | 58.0 |
2012(H24) | 34,538 | 18,533 | 53.7 |
2011(H23) | 33,438 | 16,433 | 49.1 |
2010(H22) | 35,258 | 18,028 | 51.1 |
2009(H21) | 36,694 | 19,349 | 52.7 |
2008(H20) | 34,163 | 17,522 | 51.3 |
2007(H19) | 33,974 | 17,368 | 51.1 |
2006(H18) | 35,336 | 17,528 | 49.6 |
2005(H17) | 37,346 | 17,877 | 47.9 |
2004(H16) | 39,935 | 18,449 | 46.2 |
2003(H15) | 42,216 | 21,877 | 51.8 |
2002(H14) | 41,037 | 23,577 | 57.5 |
2001(H13) | 41,125 | 21,449 | 52.2 |
加重平均 | 748,856 | 397,681 | 53.1 |
単純平均 | 53.5 |
※単純平均より加重平均の方が正確だと思ってください。
難易度
年度を切り取る場所にもよりますが、2人に1人受かることを考えればそこまで難易度は高くない試験と言えます。
しかし、自分はボイラー技士試験と相性が悪かったのか、見た目の合格率ほど簡単ではない印象でした。
合格率は簡単な時で60.7%
難しい時で39.2%ですね。
しかし2010(H22)あたりから易化している印象を受けます。
しかし近年合格率がまた下がってきているような気はします。
私はR4年度にこの一級を受け、一問足りずに落としてしまったのですが、
明らかに問題の傾向が変わっていました。
それを踏まえて(その時は知る由もないのですが)もう少しやるべきだったかなと思いましたね。
6年分しかやりませんでしたが、それでも行けたというのを真に受けてしまいましたが、
勉強不足を感じました。
こればかりは試験運が関係してきますが、低い時でも勉強していたら取れる範疇だと思います。
受験資格
色々ありますが
二級に合格して免許が手元にある人
がベタではないでしょうか。
免除
どんな資格や実務があっても持っていても科目免除は無しです。
受験料
申込方法 | 受験料 | 支払い方法 |
---|---|---|
オンライン申請 | 8,800円 | クレジットカード決済 コンビニ決済(+手数料) ペイジー決済(手数料原則無料) |
書面申請 | 8,800円 | 払込取扱票(+手数料) |
個人的には高いと思うんですが、
値上げ後のオンライン申請化なので、願書を取りに行く手間と交通費を省けると思うことにしましょう。
試験申し込み期間
郵送 | 試験日の2か月前~14日前(消印有効)まで |
---|---|
窓口持参 | 試験日の2か月前~2日前(土・日・祝日は除く)まで |
オンライン申請 | 試験日の2か月前~14日前まで |
申し込み方法(願書)
長らく書面申請のみであり僕も書面で申請してたのですが、
オンライン申請が可能になりました。
郵便局で払込取扱票で支払った場合は手数料分高くなるため、電子申請(オンライン申請)を推奨します。
一級の場合は二級に合格した証明が必要になりますので、
提出書類と印刷した申請書を郵送する「オンライン+郵送」になります。
HPの説明が少しわかりにくいのですが、ボイラー免許の写し(コピー)と、
運転免許証など本人確認ができる証明書の裏表の写し(コピー)
を郵送すればいいみたいです。
前までは労働基準監督署までボイラー免許とボイラー免許のコピーを持って行って、
証明をしてもらわなければならず、さらにそれを願書に添付して送っていたので随分簡単になりました。
もし願書が必要となる場合は最寄りの労働基準監督署や労働基準協会や各センターまで入手しに行きましょう。
願書はいつでも取りに行けばもらえます。
当然ですが何通もらっても無料ですが無茶はやめましょう。
電子申請もできるようになったので、書面での願書も需要はなくなってくるでしょうね。
試験日(令和7年度)
各センターで2~4ヶ月、1年に3~5回ほど開催されています。
都道府県によって日程は少し異なります。
安全衛生技術試験協会から発表されてる日程を表にしました。
北海道 センター | 東北 センター | 関東 センター | 中部 センター | 近畿 センター | 中国四国 センター | 九州 センター | |||
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(市原) | 東京 試験場 | (加古川) | 大阪 試験場 | ||||||
令和7年 1月 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | 23 | ||
2月 | |||||||||
3月 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | |||
4月 | |||||||||
5月 | |||||||||
6月 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | |
7月 | |||||||||
8月 | |||||||||
9月 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | ||
10月 | |||||||||
11月 | 19 | 19 | 19 | 19 | |||||
12月 | |||||||||
令和8年 1月 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | ||
2月 | |||||||||
3月 | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 |
受験地
・公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階
TEL 03-5275-1088
・北海道安全衛生技術センター
〒061-1407 北海道恵庭市黄金北3-13
TEL 0123-34-1171
・東北安全衛生技術センター
〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15
TEL 0223-23-3181
・関東安全衛生技術センター
〒290-0011 千葉県市原市能満2089
TEL 0436-75-1141
・関東安全衛生技術センター 東京試験場
〒105-0022 東京都港区海岸1丁目11-1 ニューピア竹芝ノースタワー21階
TEL 03-6432-0461
・中部安全衛生技術センター
〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5
TEL 0562-33-1161
・近畿安全衛生技術センター
〒675-0007 兵庫県加古川市神野町西之山字迎野
TEL 079-438-8481
・近畿安全衛生技術センター 大阪試験場
〒530-6090 大阪府大阪市北区天満橋1-8-30 OAPタワー22階
TEL 06-6484-9281
・中国四国安全衛生技術センター
〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36
TEL 084-954-4661
・九州安全衛生技術センター
〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3
TEL 0942-43-3381
上記以外にもボイラー技士出張特別試験というものがあり、
県外に出張して試験を開催することもあるので、運が良ければ近くでやってることもあるかもしれませんね。
試験時間
試験時間 | 退出可能時間 |
---|---|
4時間 | 1時間 |
着席時刻 | 試験開始時刻 | 入室禁止時刻 |
---|---|---|
20分前 | 12:30~16:30 | 試験開始時刻から1時間 |
一応着席時刻を遅れても受けれますし、1時間までの遅刻(長めですね)まではいいらしいのですが、
きちんと時間は守りましょうね。
問題数
40問
科目
科目 | 問題数 |
---|---|
ボイラーの構造に関する知識 | 10問 |
ボイラーの取扱いに関する知識 | 10問 |
燃料及び燃焼に関する知識 | 10問 |
関係法令 | 10問 |
出題形式
出題形式 | |
---|---|
1~5からの五肢択一 | マークシート方式 |
合格基準
60%以上正解で合格です。
足切り点が各科目40%以上必要なので、まんべんなく知識が必要となります。
が、足切り点としては低いと言えるでしょう。
受験票
受験票は遅くとも試験日の10日前までに、免許試験受験申請書の住所欄に記載された住所へ郵送します。
持ち込み
受験票(2.4cm×3.0cmの写真をのり付けしたもの)
鉛筆又はシャープペンシル
プラスチック消しゴム
時計は余計な機能が付いていないものは可です。(僕はチープカシオの一番シンプルなものでした)
一応電卓と定規も持ち込みできるのですが、使う機会はないと思います。
試験後の問題用紙持ち出し
不可です。
知らずに持ち帰ろうとしていた人がかなり怒られていました。
気が散るので気持ちはわからないでもないですが、試験管の人も声を荒げるのはやめて欲しいです。
試験問題・解答の公表
問題と解答の公表はありませんが、一部過去問として数か月後、自分が受けた試験が公表される場合があります。
不合格時のみ得点状況(点数)は各科目の得点と共にはがきで通知されます。
ただ、合格時はなぜか得点は教えてくれません。
合格発表
試験日から1週間程度
免状が届くまで
ここで確認してみてください。
東京労働局で発行するので、ここで確認するのでOKです。
複数受験(同時受験)
ボイラー技士試験は合格して免許を発行してから次の級を受験できるので複数受験はできません。
他の資格はもちろん関係ないので、どんどん組み合わせてみましょう。